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逆境に打ち勝て!-Stand up to the victory-

Vガンが好きな人が、機械や世の中のことに対する疑問をぼやぼや書き残します(黒歴史)

西住みほの心の闇

 

なんでこんなタイトルかというとどうやらこのワードで検索してこのサイトに漂流してくれる方がある程度いたらしく、せっかくなので思うことを書いていこうかと思います。ガルパン本編OVA劇場版全部ネタバレします

 

よくファンにサイコパスだと言われるみぽりんだけど、サイコパスではないと思うんですよね。どちらかというとPTSDのが近いんじゃないんかなあって感じ

 

PTSDは別に戦争じゃなくてもなる精神的な病であって、なんらかの外的要因(虐待とか強姦とか災害とか)生命が脅かされたり、人としての尊厳が損なわれるようなタイミングで発症(という言い方もおかしいような気がするけど)する病でして

 

原因は虐待(心理虐待)と水没事故の複合理由かなあと思いました。

1話でみぽりんが布団からガバッと起きるシーンで「もう家じゃないんだ!」みたいなセリフつぶやきますよね(うろ覚え)家ではどんな生活を強いられていたんでしょうか。家庭の教育を、虐待かどうかというライン引きは誰にも出来ません。それどころか姉のまほは世界レベルで活躍する選手になっていますし、そしてみほもそれに負けず劣らずの能力を持ってます。ですから、無意味な教育をしているわけではないので、というか仮に無意味な教育だとしても虐待にはあたらないわけなのですが、これは母しほの教育方針は大成功してるため「見本となる教育」といってもいいわけなんですよね。

 

まあこういう教育ってどれだけ押さえつけ飴と鞭を駆使するかというので、母しほはうまいことやってたんでしょう。

 

ですが、劇場版の回想シーンのみほをみるとあんなに元気いっぱいにはしゃいでますよね。ここで涙した人も多いと思いますが(劇場で見てたらグスって鼻をすする音があちこちから聞こえてきたときは草生えた)

完全に妄想ですけど、あのシーンから想像するとたぶんセミとか平気で触れるタイプの女の子だったと思うんですよ。ガルパンのメンバーでいえば阪口桂利奈ちゃんみたいな感じの女の子だったんじゃないんでしょうか。何が言いたいって普通の活発な女の子だったって話ですよ。

あの元気いっぱいの笑顔のころから、ある程度の戦車道教育ははじまってるんでしょう。まあその証拠がⅡ号戦車だと思いますけど。まあ野球戦車になるような人もみんな年齢的にはそのくらいから始めてますから、何もおかしいことではないんですけど

 

ぐだぐだ書きましたけど私が言いたいのはしほの教育が間違ってたとか、みほがかわいそうとかそういう話じゃなくて、結果的にああなってしまったっていう話なんですよ。別になにか否定しようと思いません。ただね、幼稚園とか、小学校とか、そういう横の広い世界を知らない子ども(いじめが起きやすい原因もこれ)を洗脳するのは正直たやすいんですよ。これ子どもはちょろいって意味じゃなくて、比較対象があまりにも少なすぎて親が言うことをすんなり受け入れてしまうって話ですよ(又は強く反発するか。しかしこれも一旦は受け入れて、親に対してなにか不満がアピールできる状況だから行っているわけであって、親がたとえば強く暴力振るったり、無視をするとかしてしまうと、その時点でその子どもはその狭い社会に生きるために親の機嫌を取らざるを得なくなって自分が悪いと心に決めて意見を言わなくなったりするんですよ)

 

まあともかく、親の意見は子どもに対して強く反映されてしまうんですよ。そして、親もなかなかそのことに気づけなくて言いすぎてしまったりしてしまう。

 

子どもは無意識的に親の話が正しいと思いこんで生きてしまうが、年齢をとって横の広い世界を知ったり、いろんな人と出会ったり、自分が勉強して言葉をまとめられるようになってくると、親の言うことが正しくはないのではないのか?と思い始めるんですよ。これが反抗期であって思春期なんだと僕は考えるんです

 

正直虐待の定義に関しては難しいものがあって、最近は幼児が両親の暴行(身体的虐待)によって死んだとか、ありふれてしまってて、それを防げなかったのかという話も出てますが、まあ正直今の状況では無理だろうと。だって虐待の定義が曖昧すぎて、本人が「助けて」と言わなければいけないとか無理ゲーでしょ(ひぐらしのなく頃に北条沙都子を救うためになんかいも梨花がやり直しましたけど現実であんなんは無理)

 

ですがこれもしほを責められない。戦車道で名門の家なのだから、しほ自身も同じことをして育ってるわけですから、こんなもん虐待にあたらないわけなんですよ、彼女(というか、きっと西住という家の考えかた)からすれば。

 

本来「淑女を育てるための教養」であったはずの戦車道がただの争いの道具になっているというの、これは正直柔道で元メダリストが準強姦事件を起こしたり、空手で指導者を殺してしまった事件が起こったり、これも表面上に出てきている問題なだけであって、探せばいくらでも問題は出てくると思いますけど、本来目指していたものからはかけ離れた別物になってしまってるんですよね・・・。

 

長くなりましたが、知らない長い間に形成されていった心の闇が水没事件によって爆発してしまったって話ですよ。みほは。

これまで信じてきた「戦車道」がよくわからなくなってしまった。そして立場的にも厳しくなってしまった。だから戦車から距離を置こうと、それだけの話ですよ。

 

それで、本来は友達と遊んで形成されるはずだった人間関係構築スキルが戦車道スキルに親によって全部ふられてしまったわけで、ここは秋山優花里と一緒ですね(彼女はある意味自業自得ですけど)

逆に人間関係構築スキルに全部ふったのがさおりんこと武部沙織ですよ。

麻子はわりと状況が特殊なので割愛しますが、

 

華さんに関しては、状況的にはまんまみほと一緒のはずなんですよね

虐待まで含めてね

ですが本編中に華さんは自分を獲得できたんですよ。花の発表会に「大胆さがなかった華の生け花がよくなった」と、そしてそれを母親が認めて、そして華も自分を認めたわけです。

 

みぽりんは本編中では結局心の闇から脱出することはできなかったんですよ

それは、13話で最後の戦いの後よろけながら戦車を降りたところがそうかなと思いました。まだ迷ってる。ただ優勝しただけというのが大きかったと思います。

 

ですが、劇場版の時は確固たる自分の意志の中で勝った後、堂々と戦車から降りてきました。このときはじめてみぽりんは心の闇から脱したんですよ。みほは勝ったんですよ。姉の後押しと、あんこうチームのみんなに支えられて、自分に勝ったんですよ。

 

それは数々の友人と出会い、そして親と距離をとって時間がたち、加えて一度家に帰ったからだと思います。

 

これはしほお母さんもおなじです。島田流の人が友人かどうかは置いといて、角谷杏の存在と行動力もなにか一つのアクションになったと私は考えます、みほが家から出て行って時間がたって、そして大洗での活躍という分かりやすい形でのみほの成長を見て、また、自身が西住流の家元に正式になったというのもあってしほもここでやっと西住流の道場の師範から西住さん家のお母さんになれたんですよ。

 

みぽりんの心の闇が澄み渡る空のようにすっきりきれいになったかというと、現状そうなったと思いますけどいつ曇るかはわかりません。

 

でも落ち着いて考えてみてください

まほの性格はお母さん譲りでしょう、ですが、みほの性格はきっとお父さん譲りだと思います。そんな人と結婚するお母さんなんですから、みほのことが嫌いなわけありません。

 

誰しも暗い影に心を落とすことはあると思いますけど、もう自分に勝ったみほは大丈夫だと思います。心の闇は映画にてわかりやすく晴れたと思いますよ。

 

だからこれからも彼女たちの活躍に期待しましょう!

 

 

ガルパンはいいぞ・・・